蝶々の味覚器官は2つ!!産卵のために使われる味覚器官ってなんだ!?

蝶々の味覚器官は2つ!!産卵のために使われる味覚器官ってなんだ!?

味覚はモノを食事として認識する最終関門

生物はその生命活動を維持するために必然的に食事をする必要があります。

しかし、口に入れることができて飲み込めれば何でもいいわけではありません。生物毎に適した食物を摂取しなければなりません。

普段意識することはないですが私たちヒトも視覚や嗅覚、味覚を使って目の前の「モノ」が「適した食物」であるかどうかを選別しています。

これは他の動物でも同じ。今回紹介する蝶々ではメインで視覚をサブで嗅覚を使うことで食べ物を探しています。蝶々はとても近視で1m範囲内のものしか見えないので、それ以上の範囲は空気中に漂う化学物質を匂いとして判断して近づきます。

ちなみに花の蜜しか吸わないと勘違いされることもありますが、蝶々は甘い液体であれば何でも吸います。例えば腐った果実や樹液、果てには動物のし骸でも食事と認識するそう。

お目当ての場所にたどり着いたらストロー状の口吻を使って味を確かめて食事を始めます。

味覚を食物の認識最終器官として扱うのはヒトも同様。目で見て匂いで確かめても口に入れた瞬間に

「なんか妙にすっぱい…」

と味覚で腐敗を確かめたこともあるはず。

味覚は「モノ」を「適した食物」かどうかを判定する最終五感だと言っていいでしょう。

そんな食事に必須の五感である味覚。実は蝶々には口吻内の味覚器官以外も存在しているのです!

足にある味覚器官

蝶々第2の味覚器官はなんと「足」にあります!

しかも食事のためではなく、産卵のためにあるそう。

どういうことなんだ!?笑 ちょこっと解説していきましょう!

足で産卵場所を決める

昆虫少年やマニアの間では有名ですが、蝶々の幼虫は特定の葉っぱしか食べません。

例えば大きな羽と綺麗な模様で有名なアゲハチョウの幼虫は柑橘系の葉しか食べません。この偏食っぷりは徹底されており、餓しするような危機的状況下でも頑なに他の植物の葉を食べようとしない程です。

これは他の幼虫と競合関係を形成しないためです。もしも他の幼虫も食べる葉を食べ始めたら餌を巡って戦いが起きてしまいますからね。

さて、蝶々の幼虫はとても小さく移動能力に欠けるため自力で目当ての葉を見つけだすことはほぼ不可能。なので、蝶々の産卵場所が次世代の命運を握っています。

上記のアゲハチョウであれば成蝶々は子供のために数多くある植物や樹木から柑橘系植物をピンポイントで探り当てなければなりません。餌を探すのと同様に視覚と嗅覚で産卵場所を探すのですが、産卵場所は葉。

本来であれば口吻内の味覚器官でそれが目当てのモノかどうか確かめたいのですが、葉では確かめることができません。かといって適当に産んだら次世代が絶えるかもしれない…

そんな時に役立つのが足先にある感覚毛。アゲハチョウではこの感覚毛が数十本生えていて、植物に含まれる化学物質をとして認識できるようになっています。

蝶々はこの感覚毛を使って化学物質のパターンを味として読み取り、産卵の刺激として活用しているのです。

この行為は「ドラミング」と呼ばれ、前足で葉先をトントンと叩くことで「味見」をしている様子が自然界でもよく見られます。

口吻内の味覚器官は自分のため

足先の味覚器官は子供のため

味覚器官を食事以外で使うシステム、考えれば考えるほどよくできたシステムですね!

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