クモはなぜ自分の糸に絡まないのか?実はくっつく糸は限られていた!

クモはなぜ自分の糸に絡まないのか?実はくっつく糸は限られていた!

クモは糸を出し、鋏角に毒腺を持ち、それを用いて小型動物を捕食する、肉食性の陸上節足動物の1郡である。

(引用:クモ Wikipedia)

クモと言えば糸。糸と言えばクモ。と言うくらいにクモと糸は切っても切れない関係ですが、実は糸を使って網を張るクモはほぼ半数。もう半数の種は陸上を闊歩する徘徊性のクモです。

しかし逆説的に考えればもう半分のクモは糸で巣を作り、獲物を絡めとって食事とするクモたち。獲物が来るのをじっと待って糸に反応があれば器用にぐるぐる巻きにする光景は見慣れたものですが、彼らはなぜ自分の糸にひっかからないのでしょうか?

クモの糸を指でつついてみるととても伸縮性に優れ、また強度もそこそこ。なんといっても驚異の粘着力で種によっては鳥類でさえ絡めとってしまうものもいる程。

今回は、そんなトラップだらけの環境でクモはどうやって自分の糸に絡まずに生活しているかを見ていきたいと思います。

糸と粘着力

クモの糸は全部で7種類あると言われています。

家に例えると基礎の部分にあたる、枝の部分に巣を固定する「繋留糸」。

梁や柱の役目をする「枠糸」と「縦糸」。

体を支えるロープの役目をする「牽引糸」とそれを固定する「付着磐」。

蜘蛛の巣の中心、居住地である「こしき」。

そして獲物を捕らえる「横糸」です。

(引用:クモは自分の巣にかからない!?昆虫界の職人だった!)

上記のようにクモの糸は全部が全部粘着力を持っているわけではなく、横糸だが粘着力を持っていることが知られています。

なぜでしょうか?これは横糸に「粘着球」と呼ばれる粘着性の液体が付着しているためです。

(引用:クモの糸の構造と引っ張りの力に対する強度の関係)

この粘着球がクモの糸の粘着性の秘密なのですが、クモは粘着球がある横糸は使わずに、縦糸などを伝って移動しているため自分の糸にかかりません。

またクモの足先は何百という毛で覆われており、糸にあたる表面積が少ないこと。さらにその足先は脂質でコーティングされており、万が一粘着球に触れてもくっつきにくい仕組みを備えているため自分の糸でがんじがらめに陥ることはあまりないのです。

とは言っても、クモも完璧ではありません。ときには失敗もします。

綺麗に見えるクモの巣をじっくりと見てみてください。ところどころ糸が絡んだり、間隔がずれたりしている部分があるのがわかります。これは巣を作る時に自分の足が糸に絡まった証拠。「猿も木から落ちる」ならぬ「クモも自分の糸で絡まる」なんですね笑

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