なぜアメンボは水に沈まずに水面をスイスイと歩くことができるのか?

なぜアメンボは水に沈まずに水面をスイスイと歩くことができるのか?

男子の憧れアクションシーンの1つに「水面を走る」というのがあります。

コミックスなんかでキャラが水面上を走っていく様は確かにカッコいいですよね笑

どうやら片足が沈む前にもう片足を出すことで水面を走ることができる…らしいんですが、実際は無理です!私もそれで失敗しました笑

水切り石のように水面をチョンチョンと弾く感じでいったらいけると思ったんですが…。

とまあそんな阿呆なことに準じていた時期もある私ですが、そこでふと目に止まったのがアメンボ。なぜかアメンボは水面の上をスイスイと走ることができるらしく、羨ましいなと感じたものです。

ということで今回は「なぜアメンボは水面を走ることができるのか?」について書いていこうと思います。

表面張力とは

アメンボがなぜ水面を走ることができるのか?この疑問を解くために必要なキーワードは実は1つだけです。

その名も『表面張力』

聞いたことはあるけど、詳しくは知らないなぁ。という人のためにいまいちど表面張力についておさらいしていきましょう。

コップに水をなみなみと注いでいくと、やがてこぼれてしまいます。

しかし、不思議なことにコップに注がれた水はコップの淵より高くなってもしばらくはこぼれることはありません。淵よりも高いところでこんもりと山のように盛られている状況ができあがります。

コップ内部の水はコップに支えられているのでこぼれないのは理解できますが、淵より高い場所ではコップに支えられているわけではありません。ではなぜこぼれないのか?

これを解決するのが『表面張力』という力です。

水は水分子という小さなつぶが集まってできています。水分子はお互いがお互いを引っ張っておりまたその力も強いので、水の表面積はできるだけ小さくなります。

これが表面張力です。

コップの淵より高いところにある水は内側の水と引っ張りあうことでこぼれないようになっているのです。

ちなみに水滴も同様の理由です。ポツンと垂らした水滴が丸くなるのは表面積をできるだけ小さくしようとする表面張力が生じた結果です。

拮抗する力

さて、アメンボの話に戻りましょう。

アメンボと水が触れ合う場所は足先なのですが、アメンボの足先には秘密が隠されています。

針金のように華奢なアメンボの足先には剛毛が生えており、その剛毛が油でコーティングされています。

水に沈むということは水に濡れてしまうこと。水を弾く性質のある油でコーティングされている足先は水に沈むことがありません。

一方水の方は表面張力で小さくまとまろうとしますので、表面を平らな状態に保とうとします。

こうなると

アメンボの体重で水を押しのけてまで落ちようとする力

水が表面張力で平らな水面を保とうとする力

とが拮抗します。

アメンボの体重は約40mgととても軽いので体重で落ちようとする力より、水の表面を小さくしようとする力の方が強いため、アメンボは水の中に落ちることなく水面をスイスイと浮くことができるようになるのです。

ということで今回の疑問「なぜアメンボは水面を走ることができるのか?」

の答えは

「表面張力の力がアメンボが沈もうとする力より強いから」

ということになります。

ではまた!

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