刺したらしんでしまうハチはミツバチだけ!!なぜだ!!?

刺したらしんでしまうハチはミツバチだけ!!なぜだ!!?

皆さんは『ハチの一刺し』というワードを聞いたことがあるでしょうか?

これは「ハチは1度刺したら自身もしんでしまう」という境遇に身を重ねた榎本三恵子がロッキード事件で放った一言で、当時の流行語として名を馳せたものです。

ハチと言えば皆さんご存知夏場になると部屋や職場に無断で侵入し、そこに居る人達を脅かす存在です。

非常に攻撃的で縄張りに侵入したならばその毒針をブスブスと刺しに来るイメージがありますが、そんなハチが1度刺したらしんでしまうなんてこと本当にあるんでしょうか?

ということで、今回は「本当にハチは1度刺したら自身もしんでしまうのか?」という疑問について書いていきたいと思います。

刺してくるハチはほんの一握り

そもそもハチは「攻撃的で毒針をもって刺してくる」というイメージの強い虫ですが、実はそんな狂暴なハチはほんの一握りだけでほとんどのハチは刺してきません。

刺さないハチの代表と言ったらクマバチ。ずんぐりむっくりとした体格に似合わず非常に大人しく追いかけられてもすぐに逃げ出すような存在です。

反対に刺すハチの代表と言ったらスズメバチ。鋭いフォルムとスピーディな動きで獲物に近づき、牙や針で攻撃をしてくる存在ですね。

ハチの針の起源

では、これら「刺すハチ」と「刺さないハチ」はどこでわけられるのでしょうか?

それにはハチの針の起源について知る必要があります。

ハチの針はもともと産卵管または産卵管が変化したものです。

モンシロチョウの幼虫に寄生するアオムシコマユバチのように針を産卵管として使用する種は人を刺すことはありません。人に寄生するハチはいませんし、そもそも産卵管の強度がヒトの肌を貫くほどではないからです。

同様にクマバチなどが属するハナバチも人を刺すことは(めったに)ありません。産卵管が変化して針になったまではいいものの、これは最終的な自衛手段で用いるものであり積極的に攻撃を仕掛けるために存在するものではないからです。

対してアシナガバチやスズメバチなどの社会性を持つハチは、針を攻撃の手段として用いりますので巣に近づいてきた敵に対して刺してきます。

そう、刺すイメージの強いハチですが実は社会性を持つハチしか刺してこないのです。

そして社会性の種は日本では2%、世界では5%程度です。「刺すハチ」はハチ全体からするとほんとうにごく一握りだけなのです。

ちなみに針の由来は産卵管ですので、刺してくるハチは全部メスということになります。

(参照:ハチの豆知識)

ミツバチだけが刺したらしんでしまう!

さて、本題の「ハチは1度刺したら自身もしんでしまうのか?」に戻りましょう。

結論だけ先に言うなら「1度刺したらしんでしまうハチはミツバチだけ(世界に9種)」です。

それも人間の皮膚のような柔軟性に富んだ物を刺したときにだけしんでしまいます。

なぜでしょうか?これはミツバチの針の形が深く関係しています。

ミツバチの針の構造を顕微鏡で見てみるとギザギザとした『返し』がついています。

この針でヒトを刺すと返しが邪魔になってしまい、なかなか抜くことができません。しかしミツバチはそれを無理に抜こうとするので針が抜けずに腹部の末端だけがちぎれてしまう悲惨な状況になるのです。

当然ですがお腹の一部が千切れてしまったミツバチはその後10分~20分程度でしに至ります。

ミツバチ以外の刺すハチは返しがついていないので何度も刺すことができます。

ミツバチだけなんでこのような仕様なんでしょうね…。

ではまた!

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