目の色って何で決まるの?遺伝したりする?

目の色って何で決まるの?遺伝したりする?

瞳の色は何で決まるの?

私達が言う「目の色」とは、つまり虹彩の色のことです。

お医者様がよく確認される「瞳孔(瞳の中心の黒い部分)」の「周りの部分」ですね。

虹彩は、外界から網膜に入ってくる光の量を調節する役割を果たす器官です。

カメラに例えるならちょうど「しぼり」部分に該当し、「開口部」である瞳孔を覆うことで光の量を調節してピントをあわせています。

瞳孔の色は皆一様に黒なのですが、虹彩の色は違います。

大別すると8種類に分けられるのですが、虹彩の色はメラニンと呼ばれる色素の量によって決まります。

メラニン色素は太陽線に含まれる有害な紫外線を吸収することで細胞を保護する大切な色素で、目の他にも肌や髪にもあります。

人の目が持つメラニン色素は黒褐色をしたユーメラニン橙赤色をしたフェオメラニンの2種類があり、このメラニンの量や比率で虹彩の色が決定します。

(瞳の色と色素の関係)

瞳の色

支配的なメラニン色素

茶色

ユーメラニン

青色

ユーメラニン

灰色

ユーメラニン

緑色

フェオメラニン

淡褐色

フェオメラニン&ユーメラニン

琥珀色

フェオメラニン

赤紫色

なし

赤色

なし

(引用:珍しい目の色など瞳の色で知っておきたい事(赤,黃,緑等) )

メラニンの持つ特性上、一般的にアフリカやアジアなどの日射量が多い地域ではダークブラウンの瞳が多く、反対にヨーロッパなどの日射量が少ない地域ではブルーの色を持つ人が多いです。

虹彩は眼に入る光の量を調節する役割を持っていますので

目の色が黒っぽい⇒メラニン色素を多く含み、光を吸収しやすい⇒眩しさを感じにくい

目の色が薄い⇒メラニン色素が少なく、光を吸収しにくい⇒眩しさを感じやすい

ことになります。

ヨーロッパの富裕層が常夏のビーチにバカンスに来た際にサングラスをかけているのは、このためです。彼らにとってはサングラスはただのファッションではなく、必需品としての意味合いが強いのです。

目の色、8種類

「目の色」は各々によって多少異なっており、誰1人として完全に同じ色になることはありえません。

メラニン色素の含有量やその比率、地域の特性、吸収の度合いなどで同じように見える色でも、わずかに異なっているためです。

しかし、大別すると以下の8種類に分けられます。

(近年ではこの性質を利用した「虹彩認証システム」と呼ばれるIDチェック法も利用されています)

ブラウン(濃褐色)

アフリカやアジア地域において最も多い虹彩色。多量のメラニン色素を含んでいることから、日射量の多い地域では大きなアドバンテージを有しています。

ヘーゼル(淡褐色)

米国やヨーロッパの人に多い虹彩色です。メラニン含有量としては、中程度です。

日本でも九州地方に偏在して確認されています。

アンバー(琥珀色)

イエロー、ゴールド、洞色の混ざった虹彩色です。狼の目にアンバーが多いことから「狼の目」とも呼ばれます。

くっそカッコイイ!!

グリーン(緑色)

南ヨーロッパや北ヨーロッパに集中して見られる虹彩色です。適度なメラニン量で決定されます。

グレー(灰色)

ロシア、フィンランド、バルト海沿岸で見られる虹彩色です。環境によって、ブルーやグリーンといった相似色に変化することもあります。

ブルー(青色)

グリーンと共にヨーロッパでよく見られる虹彩色です。鮮やかな青を呈すこともある反面、環境次第では暗い色にもなります。

アイスランドにおいては人口の88%がこのブルーかグリーンの目を持っています。

レッド(赤色)とバイオレット(青紫色)

メラニンが含まれていない虹彩色ですが、フラッシュ撮影で赤目現象を確認できます。

色素がないのでフラッシュの明るい光が血管の多い網膜まで直接届き、その色が反射して瞳孔が赤く見えます。

オッドアイ(虹彩異色症)

左右の虹彩の色が違うことをオッドアイと呼びます。先天性の遺伝子疾患のほか、怪我などが原因で後天的に色が変わることもあります。

(出典と引用:ヒトの虹彩の色 Wikipedia)

目の色は遺伝するの?

虹彩の色はメラニンの量や比率によって決まりますが、これらは遺伝子によって強い支配を受けています。

なので、目の色は遺伝します。

目の色に関わる遺伝子は非常に多いですが、主に関わってくるのはEYCL1とEYCL3と呼ばれる遺伝子です。それぞれ第19番染色体と第15番染色体にのっています。

第19番染色体のEYCL1は緑-青の遺伝子で、優性発現すれば青色、劣性発現すれば緑色になります(EYCL3の発現を考慮しない場合)

第15番染色体のEYCL3は茶-青の遺伝子で、優性発現すれば茶色、劣性発現すれば青色になります(EYCL1の発現を考慮しない場合)

このことから、EYCL1とEYCL3によって決まる虹彩色は主に茶色、緑色、青色の3色です。

茶色 父母から受け継いだEYCL3が正常に発現した場合
緑色 父母から受け継いだEYCL3がどちらとも変異し、かつ2つあるEYCL1のどちらか片方が正常に発現した場合
青色 父母から受け継いだEYCL3とEYCL1がどちらとも変異している場合

このベーシック色に他のマイナー遺伝子や地域特性が絡むことにより、最終的な虹彩の色が決定することになりますが、ベーシック色は父母から受け継いだ遺伝子によって大きく左右されるので、目の色は遺伝することになるわけですね。

ということで、今回は目の色について見ていきましたが、どうでしたでしょうか?

ちなみに日本人の目の色は黒と表現されますが、完全な黒ではありません。

個人個人によって黒の完成度は異なります。これは、絵の具を混ぜ合わせて黒を作る感覚と同じです。色の混ぜ合わせで黒を作ると入れた色の比率によって青っぽい黒や茶色っぽい黒、赤っぽい黒ができあがるのと同様に日本人の黒も皆一様ではありません。

ではまた!

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