肝臓の役割!代謝から熱生産まで行うユニークなプレイヤー

肝臓の役割!代謝から熱生産まで行うユニークなプレイヤー

肝臓とは

脊椎動物に存在する臓器の1つで、ヒトにおいては最大の臓器です。重さは全体重の1/50程度で、成人男性でおよそ1-1.5kgあります。

位置としては、右肋骨の下(背側という意味)で重要な臓器なので肋骨に守られています。

その役割のほとんどは主にホメオスタシスに関わるもで、生命維持には必須です。生体内において代謝を始めとした種々の化学反応を行う場となっているので、「化学工場」と揶揄されることもあります。

また、未分化の細胞も保持している、痛みを感じる神経が通っていない、機能の一部が損なわれても症状として表れにくいことから「沈黙の臓器」とも呼ばれ、非常に忍耐強い臓器でもあります。

反面、肝臓系に異常が出た場合は手遅れになっているケースが多く、肝臓ガンで亡くなる方もよく見られます。

再生能力も高く、ラットでは2/3、ヒトでは1/3程度を切除しても異常が見られないどころか切除した部分が復活します。

肝臓はとてもユニークな特徴を持っているので、学ぶ側としてはワクワクが止まらないのは私だけでしょうか笑

今回はそんなユニークな肝臓の役割を紹介していきたいと思います!

役割

1.炭水化物の代謝

解糖系

血糖値が上昇すると、インスリンの作用でブドウ糖をグリコーゲンに変えて、肝臓内に貯蔵します

逆に

血糖値が低下すると、アドレナリンの作用でグリコーゲンをブドウ糖に変えて、血液中に放出します

つまり、栄養がたくさんある時は保存できる形で持っておいて、栄養が枯渇した時はそれを分解して放出することで栄養がない時でも活動できるように調整しています。

糖新生系

乳酸やアミノ酸などの非糖質代謝生産物をブドウ糖に変換させ、血液中に放出します。

2.タンパク質の代謝

血漿タンパク質であるアルブミン、グロブリン、フィブリノーゲンをアミノ酸から合成します。また、それらを含めて余分なアミノ酸を分解して尿素に変化させ、排出します。

3.脂肪の代謝

脂肪酸を分解して、コレステロールとリン脂質を合成します。

また、過剰なタンパク質と糖分を脂肪に変換させます。これが肥満の原因です。

4.胆汁の生成

肝細胞から分泌される胆汁はアルカリ性の消化液で、自らは消化を行えないものの(酵素を含まないため)、脂肪を乳化させ、消化と吸収に寄与しています。

胆汁はヒトでは1日に約1,000ℓ合成され、分泌されています。

5.血液量の調節

体内で循環している血液の一部を貯蔵・放出することで全体の血液量を調整しています。また、不要になった赤血球を分解しています。

6.解毒作用

血液中の有害物質を分解し、無害の物質へと変えます。

この「有害物質」にはアルコール(お酒のこと)も含まれ、お酒に強いか弱いかは肝臓のアルコール分解能に依存しています。

7.血液

血液凝固物質であるフィブリノーゲンや血液凝固阻止物質であるヘパリンを合成しています。

また、葉酸やビタミンB12を蓄えることで赤血球生成にも寄与しています。

8.熱生産

肝臓は熱生産の役割も担っています(筋肉を除く)。事実、肝臓の温度は41℃とヒトの平均体温である36℃から+5℃も高いです。

これは、肝臓が種々の代謝を行う場として機能しているためです。

上述した三大栄養素である糖・タンパク質・脂肪の代謝時には代謝を駆動させるためのエネルギーとしてATPが消費されます。

このATPという物質は詳細を割愛しますが、生体内でのエネルギー通過としての役割を持っており、エネルギーもそれなりに持っています。

このATPを使って代謝を駆動させるのですが、自然科学の常として反応効率が100%というわけにはいきません。反応の“粗”として化学エネルギーは熱エネルギーとして放出されます。

よって、肝臓は熱を生産する臓器としての一面も持っているのです。

どうでしたでしょうか?

近年は健康志向の方が増えたので、アルコールの話から肝臓の機能について知っている人も増えてきた気がします。

肝臓は生体内で多くの機能を担っているので、これを機械的に完全に再現するのは現在の科学技術では難しいです。故に、一度壊れてしまえばほんとうに大変で病院に通い詰めることは想像に難くありません。

自分自身のためにも休肝日を設けて、肝臓を休ませてあげてくださいね。

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