話題のふくらスズメとは?冬を乗り越えるための戦略について

話題のふくらスズメとは?冬を乗り越えるための戦略について

先日、スズメについて調べていたら面白いものを見つけましたので紹介します。まずはこちらの画像をご覧ください。

シュッ

モフン

上の画像のスズメは夏に撮影されたもので、下の画像のスズメは冬に撮影されたものです。

同じスズメといっても、見た目が異なることがハッキリとわかることができると思います。

夏はスリムに冬はふわふわに。今回は、なぜこのような違いがでるのかを説明していきたいと思います。

スズメの生態系について

では、まずはスズメの生態系について見ていきましょう。

スズメは日本に広く生息している小鳥の一種で、人家の近くに生息することから古くから家紋や和歌にも登場するなど日本人の間で親しまれている生き物です。

これは天敵である猛禽類から身を護るためと言われており、事実その警戒心は非常に高く5mほどまで近づくと逃げてしまいます。

地上に降りるとホッピングと呼ばれる跳ぶような動作で動き回って餌を探したりします。この光景は皆さんにとっても馴染み深いものだと思われます。

繁殖は3-8月頃に行われ、この間に2回ほど繁殖すると言われています。

営巣場所は問わず、2.5×4cmほどの空間があればそこに枯草を持ち寄って巣作りをし始めます。人家の近くに営巣する習性がありますが、人目にはつかないような場所で暮らしています。

厳しい冬を乗り切る

スズメは国内での移動はあれど、大陸間を横断する渡り鳥ではないので、冬を越す必要があります。

越冬をするにあたってほとんどの生物は2つの問題を越えなくてはなりません。

1.体温の問題

2.食料の問題

この内、1が今回のふわふわすずめに対する答えなのです。

体温の問題

冬になると気温が下がるので、どうにかして体温を保持しなくてはなりません。

ヒトであればエアコンやカイロなどがありますし、それがなくても生来的にシバリングを含む震えによって筋肉から熱を生産しようとします。

スズメも同様に熱を保持しようとしています。それが今回ご紹介したい“ふくらすずめ”の正体です。

アレは冬になる前に一杯食べて丸々太ったとかではなくて、羽毛を膨らませて空気を内部に取り込ませることで熱遮断率を高めた結果なのです。

熱の遮断率を高めることで冷たい外気から身を守り、身体から発生する熱を外に逃がさないようにしているのです。

鳥の羽毛はいろんな種類があって、そのうちの「綿羽」と呼ばれる羽毛を膨らませています。皆さんが一般的に想像される羽毛は一番外側を保護するカバーの役割を持っていて、あれで綿羽を保護しています。

食料の問題

冬になるとめっきり食料が減ってしまいます。

スズメは雑食性で基本的に何でも食べることのできる生き物ですから、そういった意味では困ることはありません。

ただ、物理的に食料がなければどうすることもできませんし、意外と大食漢ですので(人口飼育下では3時間に1度食事を与えなければいけないそう)スズメにとっての冬は相当厳しいものとなります。

特に若い個体の生存率は低く、生き残れる個体はほんのわずかです。

餌があまりにもないと人里まで下りてきますので、その時は米を一掴みばら撒いてあげると皆で身を寄せ合ってぱくついてきます。可愛いし是非やってみてください。

ふくら雀は縁起がいい!

ふくら雀はその丸々と肥えた外見から古くから縁起のいいものとされてきました。

伝統と格式高い帯の結び方や髪の結い方の名称、果てには家紋まで「ふくら雀」が使われています。

また、富と繁栄を願う意味合いで、福良雀という当て字もあります。

皆さんも是非、冬空の下でふくら雀を探してみてください。

ではまた!

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