タラバガニが食べたくてたまらない方へ【サワガニという選択肢】

タラバガニが食べたい方へ【サワガニという選択肢】

人は皆何かしらの病気を患っています。

無性に何か食べたくなる○○食べたい症候群もそんな病気の1つです。

私はいまタラバガニ食べたい症候群に罹患しています。あのぷりぷりな身に豪快にかぶりつきたい衝動に襲われています。

ですが、ご存知の通りタラバガニは「カニの王様」と言われるだけあって、庶民の手ではなかなか届きません。

そこで私は考えました。買えないなら獲ればいいじゃないかと。目のつけどころがシャープ

今回はタラバガニをできるだけ安価で食べたい方のための記事です。

そもそもタラバガニとは

甲幅:20-25cm

寿命:15-20年

主食:様々な小動物

生息域:日本では主にオホーツク海

脚を広げると1m以上にもなる大型甲殻類

英語圏では「King Crab」、日本では直訳して「カニの王様」として広く知られていますが、その生態について詳しい人はなかなか見かけません。

そもそも“カニ”ではない

タラバ“ガニ”という名前ですが、実はカニの仲間ではなく、どちらかというとヤドカリに分類される生き物です。

・脚は第5歩脚まで存在していますが、その機能は鰓室の掃除を担っており、非常にサイズが小さいこと

・顔立ちも横に広がるのではなく、前方に突き出した形になっておりヤドカリに類似した特徴を持つ

・横移動だけでなく、縦への移動も可能

などとヤドカリに近い生き物であることが伺えます。

名前の由来

昔、タラの漁場にてタラと一緒に釣れることがよくあったのでタラバガニと呼称されるようになりました。

後々カニではなくヤドカリの仲間ということが判明しましたが、旧来の名称を重んじる姿勢によって名称は改称されることなく現在でもタラバガニの愛称で親しまれています。

市場では単に「タラバ」と略称で呼ばれることもあります。

身について

日本では食用にされる主なカニは毛ガニ、ズワイガニ、タラバガニとタラバガニはカニ業界の一翼を担っています。

タラバガニではカニ味噌の部分はあまり食べられることはなく、ほとんどの場合、脚の筋肉を食べることとなります。

味はタンパクで大味、棒のような逞しい身なので非常に食べ応えがあります。数あるカニの中でも「食ってやった感」があります。

口に入れると繊維がほどよくほぐれてカニ特有の旨味が染み出してきます。

蒸す、ゆでる、焼く、鍋など幅広いレパートリーにもしっかりと対応してくれます。特に鍋の〆であるカニ雑炊は欠かせないでしょう。

肝心の生息地

日本では北海道以北の冷たい海域にしか生息していません。

また、水深も30m-360mとかなり深く、地域によっては水深1,000m前後の深海にも生息しています。

年老いた個体ほど水深の深い場所を好む傾向があり、若い個体は水深の浅い場所に上がってくる場合もあります。

さて、人は訓練しても30mまで潜るのが精一杯だと言われています。

ということは、カニを獲る為に努力をした人間と浅瀬に冒険しに来たタラバガニの奇跡のような邂逅がなければ捕獲は無理ということです。

それも、底冷えレベルを超えた冷たい海域での素潜りです。まず、無理でしょう。

ですが、ここで諦めたらカニ料理は食べれなくなります。タラバガニは無理でも他のカニで妥協したいと思った折に思いついたのがサワガニです。

サワガニは田舎であれば用水路でも見かけるほどにポピュラーな生き物で、危険な場所に生息している訳でもないので、ピンと閃きました。

こいつなら食べれると。

そもそもサワガニとは

甲幅:2-3cm

寿命:数年~10年

主食:雑食性で何でも食べる

生息域:日本ほぼ全土の綺麗な小川

日本の固有種で純淡水生

滑らかで綺麗な甲羅を持ち、ちっちゃくて可愛いので意外にもペットとしての人気もあります。

自然界でも、外敵に襲われたら腕をあげて威嚇する様がなんとも可愛らしいものです。

甲羅を指先で叩くとコンコンと良い音がして子供の頃はよく指先でつっついていました笑

甲羅の色

甲羅の色は黒褐色で、脚が朱色というのが最も一般的ですが、甲羅の色に関しては地域差が大きく、黒色や青色のサワガニも確認されています。

生息地

日本の綺麗な渓流・小川であればどこにでもいます。むしろ、あえて挙げることの方が難しいです。

しかし、綺麗な川でしか生息できないので最近はその数を徐々に減らしていっています。悲しいですね…。

一応、潜んでいそうな場所の特徴を列挙していきます。

・流れが比較的緩やかで浅い場所が存在する

・大小の岩や石があり、身を隠す場所が存在する

・川が綺麗である

といったところでしょうか。岩をひっくり返すとよく見かけます。一目散に逃げるか、じっとしているかの二択なので、そのまま手で捕まえましょう。鋏で挟まれてもちょっと痛い程度です。

※岩や石はひっくり返したらキチンと戻しましょう。カニだけでなく、様々な生き物のお家です。

食べ方

主に素揚げ。というか素揚げ以外で食べる方法があまりありません。

殻ごと油でサッと揚げて塩をかけるとサクサクパリパリで非常に美味です。お酒のおつまみとして大活躍してくれるでしょう。ちなみに冬眠中のものの方が美味しいらしいです。

(田舎では佃煮として用いられることもあるそうです)

生食は絶対ダメ!

うちの教授も言っていました

「生食は絶対にやめろ」と。

サワガニの生食も非常に危険です。というのも、サワガニにはウェステルマン肺吸虫や宮崎肺吸虫が潜んでいるからです。

必ず70℃以上の熱で熱してから食べるようにしましょう。

今度暇があったらサワガニ獲りに興じたいと思います。

ではまた!

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