犬が舌を出す理由【動物の体温調節について深く知ろう!】

犬が舌を出す理由【動物の体温調節について深く知ろう!】

犬を飼ったことのない人でも犬が舌を出している光景というものは見たことがあります。

特に散歩中の犬はハッハッハッと浅い呼吸を繰り返して、舌を出し入れしています。

何気ない行動ですが、犬にとってはとても大事な行動だということを知っていたでしょうか?

今回は犬が舌を出す理由について書いていこうと思います。

ちなみに私は噛む前にあのような仕草をとることで何かしらのボルテージを上げているのかと幼い頃は思っていました。ハッハッハッしてる犬ってやけに吠えませんか!?

舌で体温調節

犬が舌を出す理由はずばり体温調節のためです。

犬は人とは違って汗腺がほとんどないので、汗を出して体温調節することがとても下手な生き物です。

特にパグやブルドッグなどの鼻の短い短頭種は呼吸の器官が短いため、体温調節がとても苦手です。

なので、舌に唾液を絡ませて外気にあて、その唾液が蒸発する際の気化熱を用いて体温調節を図っているんですね。

このような行動を専門用語でパンティングと呼びます。

さて、上記で“汗腺がほとんどない”と書きましたが、それでも多少は機能しています。

汗腺は主に2種類に分けることができるので、見ていきましょう。

1.エクリン線

エクリン腺は主に体温調節を担う汗腺です。

人では全身に分布していますが、犬では肉球や鼻先などの限られた場所にしか存在しません。

エクリン線から出る汗は体温調節のために出ているので、成分も尿に近く、透明でサラサラしており、水に近い質感です。

2.アポクリン腺

アポクリン腺は主にフェロモンの分泌を担う汗腺です。

人では脇にしか存在していませんが、犬では全身に分布しています。

しかし、体温調節機能はほとんど担っていないためにこの汗腺を用いての体温調節はあまり有効に機能していないようです。

アポクリン腺からの汗はフェロモンのために出ているので、皮脂やタンパク質を多量に含んでおり、ベタベタとした質感です。

犬は毛皮を持っており、地面に近い場所で生きる生き物ですので熱に対する感じ方が人とはだいぶん違います。人が“熱いな”と思うような場面でも、犬にとっては“もう限界”と感じていることだってあるのです。

犬の散歩の際には木陰を選んだり、頻繁に休憩を取ったり、水分を多めに補給させてあげたりして犬の体調管理に常に注意を向けましょう。

ではまた!

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